「あれ?膝がまっすぐ伸びない…」そんな悩みありませんか?
朝起きて立ち上がった時、階段を降りるとき、あるいはふとした瞬間に「膝がちゃんと伸びてない気がする」と感じたことはありませんか?
実はこの”膝が伸びない”という状態、放っておくと痛みや歩行のクセにつながってしまうこともあるのです。
この記事では、膝がうまく伸びなくなる原因と、今日からできる簡単なリハビリ方法をわかりやすくご紹介します。
「年齢のせいかな…」「昔のケガが関係している?」そんな不安を少しでも軽くするために、まずは”膝の声”に耳を傾けてみましょう。
原因
膝の裏を通る筋肉がかたくなっているのが原因として考えられます。
では、その筋肉はどこなのか。
代表的な筋肉は2つあります。図は右足を後ろからみたもので、青くなっている部分がその筋肉にあたります。
① ハムストリングス(もも裏の筋肉)
骨盤から股関節と膝をまたがって付着しています。
なお、青くなっている部分が3つあると思いますが、それらを総称してハムストリングスと呼びます。

② 腓腹筋(ふくらはぎの筋肉)
踵から足首(足関節)と膝にまたがって付着しています。

どちらも膝をまたいでいるため、膝が曲がると長さが短くなるのは想像できますか?
つまり、膝が曲がると”筋肉が縮んだ状態”になり、その状態が長期間続くことでさらにかたくなり(伸張性の低下)、余計に膝が伸びなくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
膝を伸びるようにするため、またさらなる悪化を防ぐために、
これから紹介するストレッチを実践してみましょう!
ストレッチ方法
今回は自宅ですぐにできる方法を2つ厳選して紹介します。
① ハムストリングス(もも裏の筋肉)を伸ばすストレッチ
タオルを足にかけて引っ張りながら、膝をなるべく伸ばした状態で足を挙げましょう。
もも裏~膝裏にかけて伸張感を感じることができればOKです。
その状態を10秒間キープしましょう。

② 腓腹筋ひふくきん(ふくらはぎの筋肉)のストレッチ
こちらもタオルを足にかけて、膝をできるだけ伸ばした状態で足首をそらすように引っ張りましょう。
ふくらはぎ~膝裏にかけて伸張感を感じることができればOKです。
これもその状態を10秒間キープしましょう。

どちらもタオルさえあればすぐにできるストレッチなので、ぜひ実践してみてください。
一回だけではなく、毎日続けることで効果が出るので、可能であれば1日の中でこまめに行うことをおススメします。頻度が多いほど効果は出やすいです!
まとめ
今回は、膝が伸びない原因とストレッチ方法を紹介させていただきました。
もちろん膝が伸びない原因は他にもたくさんありますが、実際のリハビリの場面では、ストレッチをしただけですぐ可動域が良くなるケースも多々あります。
そのため、この記事を読んだみなさんにも実践していただいて、膝の悩みが少しでも解消できればとても嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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